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【インド・ロータン峠】悟りへの執着
いきなりのタイトルですが。笑
クライマックスイベント、ヒマラヤ目の前の
ロータン峠4000メートル行に向かう。

今まで経験したことのある最高高度は、
4300メートルで、それはボリビアの空港。
着いたその場所がいきなり4300メートル近いという
高度の低いところに住む大阪人としては、無茶な空港。
ボリビアに行く前にアルゼンチンで2800メートル
エリアに2週間ほど滞在していたので、大事には
いたらなかったのですが、結構やばかった思い出が。
イミグレーションで資料を書いていたら、視野が
どんどん狭まってくるのがわかる。
まるで、ワイドのTV画面で、ノーマル画面を見たとき、
黒い端があるような、あんな感じ。

ボリビアでも、ペルーのクスコでも、富士山でも、
私は高山病になった。頭がガンガンして、
吐き気がして、手足がしびれ、ぐったりする。
なので、今回の4000メートルは、結構
やばいなぁーと思っていた。

マナリの拠点も立山よりも高い場所と聞いていたので、
私なりに慎重に行動していた。
お買い物タイムでも、本を読み、ゆっくり。
何より、着いて忙しく動き回ったら、
高山病はやってくる。
おかげで、まったく高山病の気配はなし。よしよし。

翌朝、早朝、ジープに乗り込みロータン峠へ。
すごい数のジープを見て、私はちょっとげんなりしてしまった。
「こんなにまでして、高い山へ行って、何かを得ようと、
何かを悟ろうと思っている、私って、欲深いよなぁ、、、。
毎日の生活がヨーガだと思って行動していながら、
こうやって、こんな場所まで来ている自分。
悟りへの執着って、あるよな、、、。」
なんて、思ってしまったのは、高度への不安からか。
そんな自分を見つめながら、徐々に高度をあげていく。

あと少しで4000メートルの地点で、
万年雪と嬉しそうに戯れるインド人旅行者。
こんな高度の高いところで、消化の悪い焼きとうもろこしを
ほうばり、レンタルのコートやスキーウエアに身を包み、
そりで、ワイワイ盛り上がるインド人団体。
あんたたちって、、、なんてタフなんだ。。。笑

ジープに揺られながら、ドキドキしている
自分が妙にあほらしくなって、笑えて、
なんか吹っ切れる。

吹っ切れと同時に、観光客がまったくいない、
ロータン峠、まさにここは、ダライラマが
インドに亡命した時に通ったという地点へ。
あのざわついた場所から一転する空気感。
厳しさと同時に、妙にやさしい。
なんだか、ここでも妙に懐かしい、あの感じ。

懐かしさで、体も心も緩む。
そして、今までではありえない、
まったく高山病症状がない。
血中酸素を測定。85%。おぉぉぉ!!

息苦しさは覚えるものの、今までの症状はない。
うわーーー嬉しいなぁ。
この場所に来るために、今まで高い山に登ったり、
高い場所に行こうとしていたのかなぁ、なんて
単純な私は思ってしまう。

今日、この場所にいる、このことを体験するための
今までの道のり。悟りへの執着かもしれないけれど、
この場所に来ることを”体験”しなければ、
絶対にわからない、この実感。
やっぱり体験なんだと。
そういう自分がいる、そういう自分に気づくこと、
この地点を知ることが、認知することが悟りであること。
毎日が悟りの連続であると思っていたことに
心の底から実感できたこと。

いくつかの行の後、瞑想へ。
次第に呼吸が苦しく、背中をピンと立てづらくなる。
それでも、なぜか、集中する自分。
体の感覚が薄くなる。涙がにじむ。
今、ここにいることへの感謝。
今、ここにいることの実感。
今、ここにいること、今の自分への気づき。
いっぱいいっぱい。

ここに来たことで実感できること。
確かにある。この状態を日本の毎日でも
作ることができるか、始まりはこれから。

そんなことを思いながら、行を終え、
ジープにゆられながら、キャンプエリアへ。

今晩は、キャンプ。嬉しい。
やっぱりホテルもいいけど、私は野外が好き。
(なんか、読み方によっては、誤解を生む文章。笑)
自分と自然の境目がなくなる、あの感じ。
キャンプに行くたびに、野外でヨガをするたびに、
そして、庭を見つめるだけで、散歩するだけで、
駅への道のりで、そう思えることに感謝。

夕方のキャンプエリアでの瞑想。
ここでは、もう恥ずかしながら、涙だだもれやった。笑
魂から、ごーごー流れる涙。あふれる涙。
悲しみの涙ではなく嬉涙。歓喜の涙。
言葉ではうまく表現できないけど。

ヒマラヤ登山のサポートを生業とする
チームの美味しい料理に舌鼓。
インドで運命的に出会った仲間達との会話。
あっという間の夜が更ける。

ここで、調子に乗っては、高山病がでる。
こーいうことが体でわかるようになった自分の
成長を自分で喜ぶ。今までの経験は無駄ではない。
さぁ、もう寝よう。
川の音を聞きながら、あっという間に眠りに落ちる。
今までで一番深い眠り。

4時に自然と目が覚める。
インドでできたいいルーティン。
朝から瞑想&アサナ。朝焼け前のあの時間が好き。

生まれ変わったというのは大げさかもしれないけど、
やっぱりインドで何かがシフトした。
香港→インド、満月から新月、新月のゼロから満月への満ちる感覚。
本当にいいルーティンを組めた自分にハグハグ。
このルーティンを組める人生を支えてくれる
家族、仲間、周りの人へ本当に感謝です。
お盆の今、この脈をつなげてくれたご先祖様へも感謝。
ありがとうございます。皆さんのおかげです。ペコ。

毎日の生活に戻る楽しみを思う。
旅は、帰る場所があるから、旅なのだ。
日常があるから非日常がわかる。
どちらも大事。
ほんと、これから、また始まる。
ドコでも生きていけるのだから、
恐れることはない。
毎日、一歩一歩。それだけ。ただそれだけ。
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by doyoga | 2007-08-13 22:46 | yoga
自然の造形美
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美しいなぁ。うっとり。
桃源郷。
我が家から車で一時間強。

ルーツの土地にご挨拶。ご先祖ありがとう。
自然のまんま、そのまんま。
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by doyoga | 2007-08-05 13:07